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Cクラス生徒による中三生に向けた授業体験プロジェクト【2】

こんにちは!西武学園文理高等学校クリエイティブクラスです!

今回は前回の記事に引き続き、7月に行われたCクラスの生徒による体験授業プロジェクトについて引き続き、その奮闘ぶりを紹介します。

連載を担当してくれるのはCクラスの冨田遥生くんです。

さて、無事にプロジェクトは動き出すのでしょうか……


立ちはだかる大きな壁

5名の授業担当者の授業テーマも決まり、ある程度順調にこのプロジェクトが進んでいたと思われた。

しかし、その裏で別件のトラブルが発生し、運営チームの間に緊張が走った。副代表であった私も様々な対応に追われ、そこを解決している余裕もなく、周りの関係者もこのトラブルに困惑する人が続々と増え、とうとうこのプロジェクトも水の泡になったかと思われた。

私は色々なプロジェクトを担当しているが、まさか人間関係で話し合いが行き詰まることになるとは予測していなかった。

詳細は控えさせていただくが、このトラブルによるプロジェクトへの影響、及び人間関係への影響は大きいものだった。

だが、なんとか無事に解決し、このプロジェクトも軌道修正することができた。

しかし、かなりの期間空いてしまったため、会議の進みが少し遅れていた。また、それによって他の授業担当者に情報が伝わってないことが後から判明し、直ちに授業準備に取り掛かる必要があった。

そして大きな打撃となったのが、授業担当者の5名中、代表”室井”を含む3名が、授業体験プロジェクト当日に他の活動が入ってしまっており、出席が難しいという状況だった。

このプロジェクトの救世主

こうなると、副代表の私1人でこの企画の初回を回していく必要が出てきた。

一見そこまでハードには見えないかもしれないが、複数のプロジェクトを同時に抱えている私にとって、この企画の代表の代わりを務めるのはかなりの負担になった。

代表”室井”も、企画の準備段階でたくさんのサポートをしてもらったが、当日に出席ができないことがこちらにとって一番の難点だった。

そうして私が悩んでいた時に声を上げてくれた2名の生徒がいた。Cクラス1年”島田桃花”、”伊藤悠太”だ。

二人は授業体験のプロジェクトが進んでいないことに気づき、先陣を切って走り出してくれた。臨機応変に対応する能力がずば抜けているのか、二人とも状況を瞬時に理解し、動いてくれた。

そして、その二人が「企画の運営は任せてほしい。だから、授業の準備だけ考えていてくれれば良いよ!」と、運営の仕事を全部肩代わりしてくれることとなった。

授業準備に手を回すのがやっとのことで、運営に手をつけられる状況ではなかった私にとって、大きな救いとなった。

また、当日は体験授業の前に簡単なCクラスに関する説明会を開くこととなり、それの担当も、二人が協力者を集めてくれることとなり、いよいよ本格的に本番に向けて動き出した。

奇跡のコラボ「京都市立堀川高校」

授業体験プロジェクトのほかに、京都市立堀川高校とコラボした企画が別件であった。その際に、先方からこの体験授業プロジェクトに繋がるようなアドバイスをいただいた。

これは、すでに実績を持っている高校からのアドバイスなので、企画全体のメンバーの自信にもつながった。

※[京都市立堀川高校]―京都市立堀川高等学校(きょうとしりつほりかわこうとうがっこう)は、京都府京都市中京区東堀川通錦小路上る四坊堀川町に所在する市立高等学校。ゼミナール形式の授業、所謂探究型授業を全国に先駆け導入したことで知られる。

(Wikipediaより引用)

※文理祭の当日に堀川高校とクリエイティブクラスのコラボ企画があります!

明日は体験会当日

情報提供が遅れてしまった授業担当者の大潟もなんとか準備をすることができ、いよいよ明日は、クラブ体験会の日。つまり、授業体験会、Cクラスミニ説明会の当日である。

それぞれ各々が明日に向けた最後の準備に取り掛かり、楽しみだけど緊張もしている中、思いもよらない連絡が飛んできた。

それは、救世主の二人からだった。

今までの計画が全部壊れた。

作業中の全員が凍りついた。

どうやら、クラブ体験会の総合運営と、Cクラスの授業体験会の運営との意思疎通が上手くできてなかったらしい。

教室や時間帯も変更になり、各部門の担当者は大急ぎで変更や修正を行なった。

救世主の二人に運営は任せているとはいえ、私は一応このプロジェクトの副代表なので、状況の確認を急ぎ、明日までに万全な状態を整えられるよう関係者全員で会議をした。

全員が各自の仕事に急いで取り掛かったので、なんとか間に合わせることができた。救世主の二人がいなかったら私が運営もまとめることになっていたので本当に助かった。

そして、ここにきて最後にもう一人救世主が現れた

その時にたまたま居合わせたCクラス1年”田谷幸平”が、明日の授業体験プロジェクト兼Cクラスミニ説明会の勧誘を手伝ってくれる協力者をたくさん探してくれるとのこと。

当日は、学校説明会の合間に、中学生の参加者が様々なクラブを自由に見てまわるので、Cクラスのブースへの勧誘はとても重要な役割である。

そうして、夜まで会場の準備や案内板の作成を続け、明日に備えた。

(【3】につづく)


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