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QFTで探究を深める

こんにちは。西武学園文理高等学校です。

今回の記事ではついに始まった文理探究Ⅱの様子を紹介します。

QFT(質問づくり)で問いを学ぶ

今回の探究の授業のミニ・レッスンでは、QFT(質問づくり)という活動を通じて、「探究のための問い」について学びました。

QFTは『たった一つを変えるだけ』(新評論)で紹介されている方法で、以下の7つの手順で取り組むグループワークです。

Qの焦点を確認する
Qをだす
Qを改善する
Qに優先順位をつける 
アクションプランを立てる
共有する
振り返り

グループで協力して「よりよい問いをつくる」ことに取り組むことで、「探究するのにふさわしい問いはどのようなものだろうか」「どう問えば自分の知りたいことをすることができるだろうか」「自分の探究のために何が必要になるのだろうか」ということを学ぶことができます。

実際のQFTの様子

今回の多くのクラスで取り組んでもらった「Qの焦点」(お題のようなもの)は以下の写真です。

一見すると何の変哲も無い広場について、思いつく限りのことを問いにして生徒達には出してもらいました。

Qの焦点
グループで問いを書き出している様子
生徒のワークシートの様子
作った問いを他の生徒に発表している様子

生徒の感想

QFTを班になって行った。私は質問を沢山出すことができたが他の人があまり意見を発表していなかったため、様々な角度からの質問を考えることができなかった。話し合いを円滑に行うことは大切だと改めて感じた。また、良い質問を作り出すことができる人が今後の社会に必要だと考えた。

質問づくりでは、質問を出すことは簡単にできたが、質問を転換することが難しかった。閉じた質問は答えやすく、開いた質問は深く知れるというそれぞれの良さがあると知った。

今日は発散思考と収束思考について学んだ。発散思考とは質問を作ることで、収束思考とはそれらに優先順位をつけること。
質問を出すのは簡単だったが、質問の閉、開の変換が二回目にも関わらず難しくて時間がかかった。

QFTを班の中で行った。たくさん案を出すのは難しいが、自分の身の回りのことや、身近なことから関連付けて考えると考えやすいと思った。

6月の中間発表に向けて

生徒達は6月までに自分の探究活動のテーマを決定します。まだまだアイデアが漠然としていますが、これから少しずつ自分だけの探究ができるように頑張ります。

今年も昨年度に負けないくらいの素晴らしい探究が出てくることを楽しみにしていて下さい。

なお、今年の文理探究Ⅱは、「ミッション型探究」コースも同時に展開しています。その一つのコースの探究活動の様子は、学校のホームページで紹介していますので、ぜひ、こちらもご覧下さい。

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