狭山茶の魅力を広めるために ~文理探究実践編~
こんにちは!西武文理高校です。
今回の記事では10月12日に狭山のお茶屋さんである宮野園さんでの茶摘み体験の様子とバスボムづくりの専門家から受けたレクチャーについて、チームリーダーの感想を紹介します。
今回、お茶摘み体験を行ったチームは、去年の探究コンテスト優勝チームで、実際に狭山茶の魅力を広めるために、現在、関係各所にお願いをしながら、探究活動に取り組んでいます!
お茶摘みを体験する
本日は宮野園さんの貴重なお時間をいただき、お茶についてよりよく知るために、実際に自分たちの手でお茶を摘み、電子レンジを使ってお茶を作る体験をしました。
宮野園さんのお茶畑に到着したあと、初めて茶娘衣装を着ました。
いざ、茶摘み!となる前に、おいしいお茶を作るにはどこを摘めばいいかなど、茶摘みの詳しいお話を聞きました。ここでは新しく、一芯二葉という言葉を知りました。先端の芯とその下の互い違いの葉までのことで、機械ではなく手で摘むからこそおいしいところだそうです。
お茶畑は周りに高い建物や木がなく開けた場所なので、暑い日にお茶を摘むのはなかなかの重労働です。
茶葉を摘み終わったあとはいよいよお茶づくりです。茶葉を洗ったあと、電子レンジで乾燥させてから手でやさしく揉む工程を何度も繰り返すことで、お茶を作りました。一人最低でも6回程度この工程を繰り返し、思っていたよりもお茶を作るのは大変だとわかりました。お茶を何度も揉むうちに、香りが強くなってきたことも印象的でした。
お茶を作り終えたあとはお茶の焙煎を見学しました。緑茶、抹茶などのどんなお茶を焙煎してもほうじ茶になるのは今まで聞いたことがなくて、非常に驚きました。
他にも茶葉の天ぷらを煎茶塩で食べたり、20種類ほどあるお茶を見比べたりしました。
この体験では、私達の入浴剤づくりや、12月に狭山市であるイベントに向けた計画を進める上で大きな一歩を踏み出すことができる経験となりました。
これからは、新しいお茶の知識を踏まえてどんなお茶を入浴剤に使えば良い匂いが感じられるのか、きれいな色味になるのかなどを研究していきたいと思います!
バスボムづくりの知恵を知る
10月19日は、地域の公民館で入浴剤づくり体験の講師の方にお越しいただき、より良い入浴剤をつくるためにどうすれば良いのか教えてもらいました。
まず、最初に私達が今までどのような材料を使ったか、使ってみた様子を動画で見ていただきました。
「材料には片栗粉ではなく、コーンスターチをつかうと美肌効果につながる」「入浴剤の色がお茶の色で足りなければ、アースピグメントを入れてみる」「半日から一日乾燥させるとよくかたまる」など、入浴剤を作る上で大切なことをたくさん教えていただきました。
私たちのバスボムづくりの参考にと、実際に私たちと同じ製法で作ってくださった入浴剤をバケツとお湯を使い発泡させてみたのですが、香りが強かったことが私達が作ってみた入浴剤との大きな違いでした。また、中のティーバッグが小さくまとめられていたので片付けも簡単で、真似できるところがたくさんありました。
他にも入浴剤の作り方だけでなく、入浴剤づくりの時間設定、小さな子供相手にどう作り方を教えればいいのかなどを相談させていただきました。
私達では思いつくことができない、実際に体験を行っているからこそわかる失敗談なども聞くことができ、イベントをうまく行うためにどうしていけばいいか方向が定まりました。
先週の宮野園さんでの体験、今回の学びを活かし、細かいイベントのプログラムを作ったり、何を何個用意すればいいのか決めていきたいと思います。
12月16日に狭山市民会館でワークショップを行います
この探究チームは12月16日に狭山市民会館で入浴剤づくりのワークショップを行います。
作ったバスボムはお持ち帰りいただけます。皆様のご来場をお待ちしております。