文理探究Ⅰ(3) ~鹿島建設ワークブック
こんにちは。西武学園文理高等学校です。夏休みを挟んだため、久々の更新です!
今年度の高校一年生は、探究学習の基礎を学ぶために、鹿島建設株式会社の教育支援事業として提供された高校探究プログラム「100年を創造するチカラ」を活用しています。
(以下に掲載しているワークブックは全てこの高校探究プログラムの冊子です)
今年度は高校探究プログラム「100年を創造するチカラ」のうち、9月以降の「狭山アクションプランコンテスト」に特に関わりが深い4つのモジュールを選んで実施しました。
全四回にわたって、この高校探究プログラム「100年を創造するチカラ」の取り組みの様子を紹介しています。
今回は「東京駅丸の内駅舎 保存・復原プロジェクト」のワークについて紹介します。
情報を収集して理解する
今回のワークでは「情報収集」をするために必要なスキルを練習しつつ、「伝統継承」について考えるワークに取り組みました。
今回の授業では、「伝統継承」という社会課題について考えるために、「東京駅」を例に調査して理解を深め、その上で自分の身近な地域の中に「伝統」として受け継いでいきたいと思うものは何かということを考えました。
このワークでは様々な情報を調べていく中で、伝統として継承していきたいものに対して様々な人の思いがあることや伝統を保存し、伝えていくためには多くの困難があることに気づくことが目的です。また、身近な地域にも次世代に引き継いで行きたい大切なものがあるということに気づき、自分がそのためにどのような貢献ができるかということを考えます。
社会の問題を自分事の問題として引き受け、どのようなアクションが出来るかを考えることを目指します。
前回の授業から担任の先生が自分の授業を行うのではなく、学年の先生がそれぞれのクラスにランダムに入り、授業を行っています。授業には毎回違う先生がやってくるため、生徒は毎回新鮮な気持ちで授業を受けることができ、色々な考え方に触れることが出来ます。
今回の授業は動画を視聴して必要な情報を書き留めたり、信頼できる情報源を探してデータを記録したりと、普段はあまり慣れていない作業に果敢に挑戦していました。
これからの情報社会では、自分たちで信頼できる情報をわかりやすく整理する力も大切です。今回のワークでは様々な情報を検索しつつ整理するというワークに取り組み、自分の考えを整理することができました。
また、身近な地域について改めて考えるということも、生徒にとっては学びのある経験だったようです。
二学期からの狭山市アクションプランコンテストでも、狭山の伝統や次の世代に引き継ぎたいものを見つけられるとよいですね。
今回の授業で鹿島建設のワークブックを使った活動は終了です。いよいよグループに分かれてアクションプランコンテストのための活動を始めます!