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生徒の力で変わるスマホ校則 vol.6

こんにちは西武学園文理高校の深町です。

誰?と思った方が多いと思います。実は今までのノート記事内で文字起こし担当として紹介されています。ぜひ探してみてください。

8月末に公開した当校のノート記事「ルールメイキングサミットに参加します」でも触れたように、当校では1学期に「スマホ校則改正プロジェクト」という企画を進めてきました。
まだご覧になっていない方は


 スマホ校則改正プロジェクトに関しての説明や、過去の記事はこちらから。

今回のインタビューは6人目にして最終回です。
今までご協力頂いた方々にこの場を借りて御礼申し上げます。

インタビュー相手の古田一成さん

インタビュアー:高2の池田大空。スマホ校則改正プロジェクトのプロジェクトマネージャー。

インタビュイー:高2の古田一成くん。クラスのムードメーカー的存在として多くの人から慕われています。


vol.1でも紹介した蕪木さん直筆

あなたの役割は?

池田:自己紹介をお願いします。

古田:2年G4組の古田一成です。

池田:よろしくお願いします。このプロジェクトにおいてあなたの役割は何でしたか?

古田:生徒班のリーダーです。

池田:終わり?笑

古田:生徒班で生徒用のアンケートを作りました。その上でアンケート結果の仕分け作業から報告書までまとめる作業を行いました。

踏み出した一歩の価値

池田:今回のプロジェクトに参加してみてどうでしたか?

古田:今回のプロジェクトに参加してみて、実際に校則は変えることができるんだなと思いました。仕事内容は大変なものが多かったんですけど、その分やりがいを感じたし、改正できたことがとっても嬉しかったです。

池田:今回のプロジェクトを通して学んだことはなんですか?

古田:今回のプロジェクトを通して学んだことは、様々な立場の人が関わっていることを考慮したうえで意見を汲み取りながらプロジェクトを進めていくことの難しさ。そして何もないところから自分自身が中心となって一念発起することの大変さです。

池田:良いやん。今後今回の経験を活かして何をしたいですか?

古田:今回の経験を活かして、自分から最初の一歩を踏み出していったり、踏み出そうとしている周りの子と共に自分たち生徒が主体となって新たに校則を変えていきたいと思いました。

古田一成のリーダー論

池田:このプロジェクトで心配な点は何でしたか?

古田:このプロジェクトで心配だったことは、改正されるまでに生徒たちが「スマホがもう改正されるんじゃないか」ということで(スマホを)どんどん使ってしまい、それによってトラブルが起こりスマホが解禁されないかもしれないということでした。

池田:それに対して危機管理対策はなにかしましたか?

古田:生徒には呼びかけを行ったりアンケートを配信したりして、いま自分たちがどういう状況にいるのかを確認してもらえるようにしました。

池田:このプロジェクトは自分のためにどのようになりましたか?

古田:自分から問題を提起して人を集めてプロジェクトを動かそうとすることです。動かした分自分に責任が伴ってくるので(リーダーとして)「一人一人管理をしたり協力していこう」と呼びかけを行ったりと、自分から行動を起こしました。そこから一人一人に想いをきちんと伝えて、大きな組織のような形で一緒にプロジェクトを進めていきました。これらを行った結果、プロジェクトを進めていく力を得ることができました。

池田:良いこと言うねぇ。プロジェクトを振り返って、やり直したいことや改善できた点を教えてください。

古田:もっと生徒用のアンケートの呼びかけや放送を行えば良かったかなと思いました。そもそもアンケートがあることを知らなかった生徒もいたようで、アンケートの回答率が思ったよりも少なかったです。アンケートのことを伝えられれば、もっと良いガイドラインを作ることができたり、少数派の意見に耳を傾けることができたんじゃないかなと思いました。

未来に向けて

池田:少し難しい質問だけど頑張って。自分になにか質問をしてそれに答えてください。

古田:このプロジェクトで自分が足りなかった点はどこですか?
これ対して、自分自身の発信力が足りなかったかなと思いました。プロジェクトメンバーにもっと、「なぜ変えたいのか」「なぜ変えなければならないのか」などの自分の思いを伝えたかったです。そうすればプロジェクトをより円滑に進めることができたと思うし、自分のクラスの人や学年の人など、自分の周りから変えていこうという意識が少し薄かったと思いました。

池田:今回のプロジェクトで得たものの中で、誰にも負けないと思う点はなんですか?

古田:誰にも負けないと思う点…。得られたものは行動力です。

池田:負けないと思う点は?

古田:負けないと思う点は責任感と行動力です。生徒班は自分のミスもあってあんまり仕事をしてくれる人が少なく、自分でやるしかないという危機的状況に追い込まれた結果、様々な先生方に素早く必要事項を聞きに行ったり、躊躇することなく行動するようになりました。それにともなって「自分が生徒班の一員として振り分けられたのならやるしかない」「リーダーとして動かしていくしかない」という責任感が働いたことは誰にも負けないと思いました。

池田:今回のプロジェクトを踏まえたあなたのキャリアの目標はなんですか?

古田:目標は多くの人の人生の進路を手助けをすることです。

池田:人生の進路の手助けをするっていいね。もう少し詳しく教えてくれますか?

古田:私の将来の夢は中学校の先生です。勉強を教えるのはもちろん、担任として人として大切な道徳的な大切な部分を教えたいと思っています。今回の経験で得たことは、それこそ生徒に伝えることができる内容だと思います。自分が将来教える生徒が行動力を持って自分からどんどん発信していけるような人間になってくれたら自分としてはとても嬉しいです。

池田:ありがとうございました。

編集後記

今回は生徒班のリーダーとして活躍した古田一成さんのお話を聞くことができました。
私が直接インタビューしたわけではありませんが、プロジェクトマネージャーの池田さんと生徒班リーダーの古田さんの信頼関係が感じられるインタビューだと思いました。お二人の今後の活躍が期待できますね。

今回の記事でこのシリーズも終わりを迎えました。振り返るとスマホ校則改正プロジェクトは多くの方のご協力で成り立っていたのだなぁと感じるばかりです。当校の活動が少しでも多くの方のお役に立てることを心から願っています。

「いいね」と拡散、よろしくお願いします。

インタビュアー:池田大空
文字起こし・編集:深町祐介

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