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【速報】ルールメイキングサミットに行ってきた。

こんにちは

西武文理高校・スマホ校則改正プロジェクトPMの池田です。

この記事で紹介させていただいた通り、先日の日曜日、都内で開催された認定NPO法人カタリバが主催する、ルールメイキングサミット2023に参加してきました。

2023年9月24日の日曜日。紺碧の空(だったかは覚えていませんが)のもと、新宿に我々スマホ校則改正プロジェクトの面々の姿がありました。
いよいよ待ちに待ったこの日は日本全国からそれぞれの学校でルールメイキングをしている方や、これからしようとしている方々が、一般社会でご活躍されているルールメーカー方々と一緒に、自分たちの実績や課題をそれぞれのグループにてピッチをしあいました。

*ピッチ:スライドなどは特に用意せず、短い時間で行うプレゼンのようなもの。

日本中から

今回、自分のグループには自分含め7名の方々が、北は岩手県から南は宮崎県まで、学年も中学校3年生から高校3年生まで、こういったイベントに参加できなければ到底出会えることのなかった方々に出会え、お話をさせて頂けました。

それぞれの地域に行ってみたくなりましたね。(Canve にて手書き、たまにはね)

我々のピッチ

自分たちのピッチを行うに際し、文理高校から当イベントに参加する自分を含めた3人は頻繁に集い、自分たちしか話せないことはどの分野なのか、せっかく発表の場を設けていただけるならば、自信を超えた矜持をもって話したい。

そういったことを日々追求し続けた結果、文理高校で今のポジションにいたからこそ語れる内容をお話できたのではないかと思います。

実際自分の属していたグループの内外を問わず、経験してきたことを高く評価していただき、どこかの誰かには我々のピッチで話したことが役立つのかなと思うと悦ばしい限りです。

特に自分(池田)は「立場」に関して重点的に話させていただきました。全体のマネージャーとして、初動で班分けをした意図や、先生に対してどういったアプローチが平和的な校則改正をもたらすのか、中学校時代の経験も交えながらフランクに話せたのではないかと思います。

生徒班の代表である古田は、生徒全体を巻き込むためには、生徒ひとりひとりが「自分ごと化」して考えることが必要であると考え、「友達」をキーワードにプロジェクトに関わる生徒を増やしていったことや、校則改正の承諾を得るために求められる手順をしっかり踏むことの丁寧さが重要であるとルールメイキングサミットの帰路にて熱く語っていました。

そして保護者班の代表である柴田も、少数派の意見をきちんと聞き、デメリットとメリットを受けとめてそれらを分析し、どうすればよりよい校則を作れるかを考え、またデメリットをどのように改善するかということが大切であるということや、これらの意見をまとめて良い校則を作ることが私達の役割であると話していました。

他校の経験談を聞いて

私の属していたグループに、とても印象に残るピッチをしてくださった方がいました。宮崎県南部の中学校から来た中学3年生の方です。彼女は校則検討委員会という組織に属していて、自身の学校でのジレンマや起きている問題、自分自身のそれに対する想いなどを話してくださいました。

「ルールは守るもの。それを破るなんてありえない」

と自身のピッチ冒頭で話されていたのが印象に残っています。同時に、いかに精巧なルールでも一定数は破るとも語っていました。

先の言葉が印象的だったのは、自分たちにもスマホ使用を合法化にするためのガイドラインを作成していく上で直面していた課題だったからです。どこの学校でも起きる問題や懸念される問題は、ある程度共通なのだなと感じさせられた瞬間でした。

我々がそこの問題をある程度、罰則という形を用いて解決としていた部分に対して、ルールメイキングサミットでご一緒した彼女は、「破る人の視点を探る」ことに注力されたそうです。

我々からは到底出てこない発想でした。

「ルールの解釈は立場次第」

ピッチ終盤の方で語っていた彼女からはルールメイキングという新たな分野で先頭に立って道を切り開いてきたという自身やその矜持をとても感じたと同時に自分たちの詰めの甘さを実感した形となりました。

唯一無二の経験

やはりこのような発見や、自分たちの企画を見つめ直す上で得られる見分を含めた気づきは、同じ目標や目的を掲げている人たちが一同に会したからこそだなと感じます。とても有意義な経験を得ることができました。

実際、他校の方々からも高い評価をいただくこと自体はできていたと思うので、今後は今回得た数々の経験や見分を糧に、文理高校にそれを還元し、さらに学校に関係する全ての人が過ごしやすい環境を創り上げていければと思います。

余談

実は当日、文理高校の生徒と言われることが多々あり、「動画見ました」と声を掛けて頂くことが多々ありました。

再生回数もいろいろなところで宣伝したり、してもらったり、流してもらえたりしているお陰で、限定公開ながらも驚くべきほどの回数となり、ある週の土日を全て犠牲にして作り上げた甲斐があったなと安堵している今日この頃と言った感じです。

*YouTubeの限定公開=自分の他、その動画のURLを知っている人しか見れない設定なため、YouTube上の「おすすめ」というところにも出現しない。

まだご覧になっていない方々がいましたら、是非ご視聴下さい。

動画も、この記事も、いいねをよろしくお願いします。


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